最近、戸建て売り物件で比較的程度が良くて安いものが
あり、たまたまお客様が探しておられたのでご案内して差上げた。
海に近く、工業エリアにあるその物件は昭和60年前後に建築された一戸建てで
敷地は狭いものの(駐車場はなし)部屋は比較的きれいな印象をもった。
すぐ近くを市場調査も兼ねて歩いていると電柱にここは海抜マイナス1.7mという表示を発見。
上にある資料の津波の想定図にある赤で線を引いたTPというラインが海抜の基準となる線である。
ここ西淀川区にあるこのエリアの防潮堤の高さはOP(干潮時のライン)から7.6mあるので1000年に一回の
地震による津波でもまずは安全とされる。
少し高台の方に歩いていくと今度は若干数字が上がって海抜マイナス0.6m
100年に一度の東南海・南海地震でも理論上7.6mの防潮堤を超えない予測となっている。
最近の短時間の豪雨による被害状況を市に確認したらやはり一部の最も低い土地はポンプでのくみ上げをして河川に放流しているとのことであった。
周辺は大規模な造成工事が完了して、新たな新築戸建てが販売され販売が進むにつれて人口もこの数は増えると予想される。
自分自身としても不動産投資を検討してみるが将来の出口を業者として考えたときどうなるかが検討課題ではある。
お客様に連れられて行ってまた一つ勉強になった。