映画「ドリームホーム 99%を操る男たち」を2ヶ月ほど前に観たがとても真実味があり
主演の男優の演技も素晴らしく、引き込まれて観てしまう。
リーマンショック後の住宅市場を描いた作品でアメリカで実際に起こっていた物語である。
家族の最も大切なマイホームと債権者の強引な回収行為の駆け引きがすごい。もし自分の身におきたならどう対処するだろうかと考えながらあっという間に時間が過ぎる。
そういえば、2013年10月にラスベガスにCCIMのカンファレンスに参加した際にひとりで
車を借りて3日間連続でラスベガスの一戸建てやアパートを見に行った。
不動産業者に案内されるのではなく、自分でいくつかの候補をあげて現地調査をした。
その中には表側の外観はとても綺麗なのに空家の中をのぞいてみるとキッチン、リビングの壁、建具廻り等が激しく壊されていて相当な改修費用が掛かるような物件があった。
競売にかけられて出て行かないといけなくなった所有者が銀行への腹いせに出る間際で
ぶち壊して出ていくのだろう。
この映画の中では大小便を室内にまき散らして出て行った後を主役が掃除をするシーンがあるがそれを見てあのラスベガスの住宅と同じだと思った。
久しぶりの名作でDVDでもまた一人で見たいと思っている。
#ドリームホーム