先月末に自社で購入をした大阪市の中心部にある分譲マンションのリノベーションを
今日からスタートした。
キッチンも1200㎜サイズのミニキッチンで今となっては不人気にランクつけされる設備だ。
縁あって購入したが繁忙期と重なってプランの決定も時間がかかり
ようやく現場にはいっていろいろ企画を練った。
当初は、現状は天井が2270㎜しかないので天井をすべて抜いて
空間の広さをアピールするようなリフォームを検討していたが
バルコニー側に排気ダクトが2つでていてキッチン、浴室から続く排気ダクトが真横に2列
リビングと洋室を横断していることが分かり撤収する。
解体してみると写真のような梁が約300㎜出ている。
キッチンの吊戸がこれに当たるためどうするか。
こういう問題がすぐに起きる。キッチンは1200㎜からできれば1800㎜にはしたいところ
でその場合に奥行きを600㎜サイズのものにするか650㎜サイズのものにするか
あるいは吊戸の高さは600㎜か700㎜かあるいは500㎜か。丁度、はなれてキッチンを
俯瞰してみてバランスの良い高さにしないといけない。
そして、吊戸も梁欠きできるか否かもチェックしないといけない。
久しぶりの現場だとこれの感覚が鈍っているので仕様書とにらめっこ。
ショールームにいってもこれまた半日仕事になることもある。
しかし、今回は設備機器の卸問屋の熟練営業課長がたまたま市内の近くにおられ
解体直後、すぐに現場に確認に来て下さった。
キッチンの背面の懐部分の余裕寸法、吊戸の梁欠きはどのサイズが適当か
650㎜の奥行きのもので大丈夫か。排水の高さは問題ないか。などなどいつもやり取りをされている相手のメーカー担当者とミリ単位の施工についてと発注についてのやり取りを15分以上行っている。
経験を利用させて頂いて自分でいろいろショールームやメーカーに問合せしなくても今回は
ほぼ商品が特定できると思う。
ちなみに今日は水曜日でほとんどの不動産業者は定休日だが
午後から初めて写真のとおり解体を完了できた。
まだまだやりながら変更箇所は出てきそうだがとにかく連休が絡むので早くやろうとも
休日は工事は不可だから、急がずあわてずやろうと思っている。