大阪市内の17㎡の区分ワンルームマンションの3点ユニットバスです。
平成元年築の朝日プラザ。供給過多といってもいい間取りのタイプでしょう。
オーナー様から管理を依頼されたのが4年ほど前になると思う。
入居者様も10年以上もお住まいになられて先月、退去された。
近隣の類似物件を調査してみると前回まで賃貸していた家賃は到底設定できそうもない。
概ね、1万円程度下がっている。それに礼金、敷金がほとんどの物件で0なのである。
更には業者への斡旋手数料自体が賃料の3ヶ月分といったところも多い。
このままの状態で表層リフォーム程度ではなんら差異化もなく、賃料の下落と
長期の空室の憂き目にあうと実感する。
オーナーと相談して思い切ってここはバストイレにセパレート化を決定する。
もともと1014サイズの浴室3点ユニットタイプを1116サイズに変更したい。
奥行きが100㎜、幅が200㎜大きな商品を設置できるのか?という部分で調査に時間を費やした。何とかギリギリ入ると分かる。
こういった狭小ユニットバスのセパレート化 浴室交換工事は忙しそうで
今日も作業の方に「一ヶ月にどの位この工事をされますか?」と聞くと
「毎日ですよ!」と言われる。それだけ空室対策に有効でニーズが強いのだろう。
浴室交換作業と同時にキッチンの撤去作業も始まる。
給水管の切り離し作業、ガス管の切り離し工事、キッチン本体の解体作業、電気配線のまとめ作業など午前中一杯でほぼかたずく。
毎日、毎日この浴室の解体、組立、を行っているので美しいほど作業自体が手際よい!
2人ペアで前にもこの2人に施工して頂いたが阿吽の呼吸でムダな動きが全くない。
素晴らしい作業だ!
共用部の養生もてきぱきと手際よく行い作業は進む。
あっという間に既存のユニットバスは解体されご欄の通りになる。
共用部には新設される機器が揃えられている。
床のレベルを併せながらベースのアンカーの水準を合わせている。
近くで逐次作業を見せて頂く。
お昼の2時半にはご覧のとおりここまで進んでいます。
何とかギリギリキッチンの給水管に当たらずにおさめて頂く。
ガス管を取り外したので危険回避の為、外したコックを付けて頂き
請負以外のサービスだ!
室内側から廊下を見るとトイレと浴室の入り口が2つある。
感動の瞬間である。この物件の格が上がった瞬間とも思う。
おそらくこの物件の60室の中でセパレート物件が皆無だとすれば
この部屋がNO.1になった瞬間だろう。
今後も前回と同じ条件が確保でき、更に空室になってもその空室期間はとても短く
すぐに決まると思っている。
トイレにもオプションでウォシュレットが付けられるようにと
電気コンセントを設置して頂く。
午後4時過ぎには早くもここまで完了する。左の手洗いはこの会社が特許を持っている
折り畳み式の洗面台なのである。通常の洗面台に比べ少し費用は掛かるが
それほど広い浴室ではない為、この差は大きいと思う。
一番の大がかりな設備工事が無事完了してホッとしている。
明日はキッチンの取付とフローリングの張り替え工事、電気工事で一気に
来週にかけて仕上げにかかれそうだ!
近隣の皆様、本日は大騒音で大変ご迷惑お掛けいたしました。