アスベスト除去の防護服

今回、昭和37年建築の物件の改修工事で天井を解体することとなり

先月、石綿作業主任者講習で学んだ防護服を装備して

工事に着手した。

石綿の含有が含まれている可能性が高い天井板の解体で

ここまでの装備は必要ないと思われたが、他の現場でもまた遭遇することも

あるかとおもいもっとも危険レベルの高い 「 レベル1 」 の装備を一式購入した。

このマスクは興研株式会社の電動ファン付き呼吸用保護具 BL-700シリーズ

で重作業用に適した全面形面体である。


手袋は薄手のビニール手袋(使い捨て)


シューズカバー10セット(使い捨て)


防護服はシゲマツの全身科学防護服のマイクロガード
1500
 JIS T 8115「科学防護服」適合品(使い捨て)

装着するとこんな感じに。

電動ファン付き呼吸用保護具は完全に顔がゴムのマスクでピッチリ

吸着しており埃の入る隙がない。

電動ファン付きの為、装着した感じは自分が呼吸をしたときのみ

マスク内の電動ファンが吸気してくれる。

全然苦しくないし、埃とけむりもうもうといった中でもにおいも感じないほどでした。

フィルターの捕集効率は99.999%で公称稼働時間は4.5時間以上で実性稼働時間は9時間以上

電動ファンの耐久時間は約2000時間

充電可能回数は300回 充電時間は3時間

本体価格はマスクだけで約70,000円程度かかった。

健康はお金に換えられないので今回は万全の装備で臨んだ。


昔の天井板は今の石膏ボードの比べて小さく割れる。


さらに9ミリよりさらに薄く感覚的には6ミリ程度か。


石膏ボードの埃と50年間たまりにたまった天井裏の埃が同時に


降りかかってくるので防護服もあっという間に埃の色に変わった。


7坪程度の解体にまるまる一日を要した。


細かいくぎ抜き作業と天井裏の清掃も予想外に手間を食ったりする。


夕方、電気業者が現場の打ち合わせと確認に訪れる。


古い配線の処理に必要性を言われる。

天井を解体したことで一部雨漏りの形跡後も見つかった。


やるなら今のうちと思うがオーナーさんの回答はいかに。


天井貼ってしまうとさらに今後の対応に費用と時間がかかることは


明白であるが、瓦をはがしての処理になると足場をかけて云々…..


一発には無理かな~。


一応、雨漏り箇所を写真でお知らせして場所だけ記録するに留めるか。


今後の改修の仕上がりがとても楽しみです。

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